不動産賃貸事業はレバレッジをかけるのが基本

賃貸不動産事業を行うには、多額の資金が必要となり、多くのケースで自己資金だけでなく借入金を併用して賃貸物件を手に入れることになります。また、自己資金がふんだんにあって、借入しなくてもその物件が購入できる場合であっても、あえて借入をする場合もあります。あえて行う場合は、レバレッジ効果を狙っていると考えられます。レバレッジ効果とは、借入金の利子率がその借入資金を投じた投資対象の利回りを下回るときは、借りれば借りるほど、その投資物件から生じる利益を自己資金で割った利回りは向上していくというものです。

これができる金利の状況であれば、自己資金の金額に関わらず、どんどん自己資本利回りを上げていくことが可能です。レバレッジはてこの原理の意味ですが、借入を併用することにより少ない自己資金で大きな利回りを得ることが、まるでてこの原理のようであることからそう呼ばれるようになりました。賃貸不動産の購入資金として借入をする場合、その購入する不動産は担保にできるということも、不動産投資においてレバレッジが注目される理由です。不動産投資には、実物投資だけでなく不動産投資信託への投資という方法もあります。

代表的な不動産投資信託はJリートですが、このJリートのすべての銘柄が、投資物件を購入する資金として投資者から集めたお金だけでなく、なんらかの借入を併用します。これによってレバレッジをあげることが目的です。その結果、投資者から見ると利回りが向上することになるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です